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ロボット支援下ヘルニア修復術に対して、日本ヘルニア学会(JHS)からの提言

ロボット支援下ヘルニア修復術は、保険診療に位置づけられていない新規の医療技術に該当します。
保険未収載手術に関しては先進医療申請の上、そのルールを遵守しつつ安全な導入が望まれます。

 

○内視鏡外科学会で提言されている以下の内容については、JHSも基本的に支持します。

1) 術者および助手は da Vinci Surgical System 製造販売業者および販売会社主導のトレーニングコースを受講し内視鏡手術支援ロボット使用に関するcertification を取得していること.

2) 術者は施行予定手術の関連専門学会が定める専門医(消化器外科学会専門医,泌尿器科学会専門医,産婦人科学会専門医,呼吸器外科専門医など)を取得していること,

3) 術者は日本内視鏡外科学会が統括する技術認定取得医(消化器一般外科領域,産科婦人科領域,泌尿器科領域,整形外科領域,小児外科領域)であること.

4) 第1例目施行以前に,術者,助手,手術室看護師を含めた医療チームとして,十分な手術の臨床見学を行うこと.

5) 内視鏡手術支援ロボット手術導入において,その当初は,同手術の経験豊富な指導者を招聘しその指導下に行うこと.

6)内視鏡手術支援ロボットを使用した手術は臨床研究段階であり、実施に当たっては患者および関係者にその利点および起こりうる偶発症・合併症について具体的に説明し、十分な理解の上で同意を得ること.

7) 上記1) –6)の条件を満たした上で,各診療科依存型ではなく,各施設全体としての独自の導入ガイドラインを作成し,各施設の倫理委員会(あるいは臨床研究審査委員会)の承認を得て,安全な導入に努めること.

 

○術者および助手はロボット支援下腹腔鏡下ヘルニア修復術だけではなく、鼠径部切開法や腹腔鏡下手術法などの鼠径部ヘルニアについての広い知識と経験が必要である。2020年より開始されるJHS教育セミナー受講などにより、幅広い鼠径部ヘルニアの知識を習得することが望まれる。

 

○ロボット支援下腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行される施設では、導入プロセスをJHS倫理委員会に報告していただくことを要望いたします。